額が作られるまで
1,乾燥
丸太を板状に割っていき、天日干しをして自然乾燥させます。
桜材で約半年、チーク材で約1年、紫檀材は約3年乾燥させます。この乾燥が不十分だと後で縁に歪みがでたりします。
2,小割
乾燥できた板を縁の巾に小割します。
3,寸法切
小割した材料を縁の長手、短手のサイズに寸法切りします。このときに大きな節や木の反った部分などを取り除く作業もします。
4,削り
モルダー(4面7軸機)の機械を通して縁の形に削ります。
5,裁断・木の目、色揃え
モルダーで削られた縁をサイズ別に45度に裁断します。
木には1本の木でも赤い部分、白い部分があるので長手短手の縁の部分の色を揃えたり、木の目を合わせたりする作業をします。
6,溝切・千切入
ゴム組をした縁の角を溝切りして、千切りを入れます。
私共では通常の額で3枚、紫檀額では4枚千切りを入れます。
7,千枚切り・横サンダー
千切りのはみ出た部分を落とし、横サンダーを掛けます。
8,生地磨き・仕上げ
木地縁としての最後の仕上げを手作業で行います。
この作業によって最終的な形が決まります。
9,生地仕上げの検品と色合わせ塗
木地仕上げした縁を傷や磨きムラ、留め切れが無いか点検修正します。
その後、縁に色ムラが無いよう塗料を塗って色を均一にします。
10,下塗り
シーラーを下塗りします。シーラーとは主に下地と上塗り塗料との接着剤の役割りと、上塗り塗料の吸い込みムラを抑える役割をします。
11,磨き・検品
下塗りをした縁をペーパーで磨きます。
この工程が特に重要で、ここでの磨き残しがあると上塗りした時にムラになります。磨いた後、1枚1枚検品をして上塗りに回します。
12,上塗り
磨いて検品した縁を上塗りします。色の調整も行います。上塗りした縁は1日以上乾燥させます。
13,検品・金具付け
塗装から出来上がってきた縁を検品して金具を付けます。
14,マット部分の製作
マット部分のベニヤは、トムソンで中抜きして窓を開けます。サンを高周波で組みます。
15,布貼り
ベニヤに布を張り、面金・サンを取り付けます。
16,最終仕上げ
縁にアクリル、山台、マット、裏板等をセットしたら、額の完成となります。

